車中泊やキャンプで役立つ「魔法のかまどごはん」が、第19回キッズデザイン賞にて「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しました。新聞紙さえあればごはんが炊けるシンプルな構造は、災害時の備えとしても評価されています。電化製品に頼らず、壊れにくいアウトドア炊飯器としての魅力を、車中泊目線で掘り下げます。
販売サイトはこちら▶電気がなくても炊きたてごはん。「魔法のかまどごはん」

魔法のかまどごはんとは?
「魔法のかまどごはん」は、新聞紙を燃料にしてごはんを炊ける野外用炊飯器。炊飯容量は1~5合で、25cm四方ほどのコンパクトサイズです。使い方は簡単で、新聞紙を小さく裂き、かまど下部の2つの穴に交互に入れて火をつけるだけ。新聞紙1部で炊きたてのごはんが完成します。


電気炊飯器やガス炊飯器との違い
一般的なキャンパーは、電気炊飯器やカセットガス式の炊飯器を利用することもあります。私自身も車中泊に電気炊飯器を持ち込んだことがありますが、走行中の振動が原因なのか故障してしまい、結局使えなくなりました。ガス炊飯器「こがまる」も便利ですが、ガス缶を常備する必要があり、積載スペースや安全面を考えると制約もあります。
一方「魔法のかまどごはん」は、マイコン制御もなく、電気部品も搭載していないため壊れにくいのが大きな利点。災害時にも新聞紙とライターさえあればごはんを炊けます。ただし、火を使う以上、車内やテント内では利用できません(※火気厳禁は原則)。屋外での使用を基本とする必要があります。

比較表:3種類の炊飯スタイル
電気炊飯器・ガス炊飯器・魔法のかまどごはんを比較すると以下のようになります。
項目 | 電気炊飯器 | ガス炊飯器「こがまる」 | 魔法のかまどごはん |
---|---|---|---|
燃料・電源 | AC電源/ポータブル電源 | カセットガス | 新聞紙 |
壊れやすさ | △(振動や湿気に弱い) | ○(火口部は要メンテ) | ◎(構造が単純で故障リスク低) |
携帯性 | △(サイズ・重量大) | ○(小型・軽量) | ○(3.1kg・シンプル構造) |
使用環境 | 電源サイトや車内限定 | 煙が出ないため車内可(換気必須) | 屋外専用(煙・火あり) |
災害対応力 | ×(停電時に不可) | ○(ガス缶常備が必要) | ◎(新聞紙とライターで対応可) |
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魔法のかまどごはん(KMD-A100)はタイガー魔法瓶の公式サイトで紹介されています。
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防災と教育にも活きる
「魔法のかまどごはん」は単なる炊飯器ではなく、防災と教育の両面で役立ちます。災害時には新聞紙さえあれば炊飯可能。さらに、子どもと一緒に火を扱うことで、エネルギーの大切さを学ぶ「食育」ツールとしても機能します。電化製品のようにボタンひとつではなく、自分の手で火を管理してごはんを炊く経験は、車中泊やキャンプに新しい学びを加えてくれるでしょう。

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まとめ
「魔法のかまどごはん」は、壊れやすい電気炊飯器の代替や、ガス炊飯器のガス缶常備の制約を補う存在です。新聞紙という身近な燃料を活用し、災害時にも役立つ点は大きなメリット。ただし、火気厳禁の車内やテント内では使用不可という制限は忘れずに。
「壊れにくさ」と「防災力」を兼ね備えた新しい選択肢として、車中泊やキャンプのスタイルに合わせて検討する価値のある一台です。

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