車中泊やキャンプの必需品といえば「モバイルバッテリー」。その一方で「発火事故のリスクがある」と耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。今回、Makuakeで先行予約が始まる「準固体電池」を採用したマグネット式ワイヤレスモバイルバッテリーは、その不安を大きく解消する画期的な製品です。
本記事では、準固体電池の安全性や、アウトドアでの実用性、既存モデルとの違いを車中泊・キャンプ目線でまとめていきます。

なぜ「準固体電池」が注目されるのか?
リチウムイオン電池は軽量・大容量という利点がある一方で、落下や過充電などによる内部ショートが原因で発火・爆発の事故が相次いでいます。特にキャンプや車中泊ではバッテリーを乱雑に扱う場面もあるため、従来型のバッテリーには不安を感じることがありました。
その点、準固体電池は発火リスクを大幅に低減。内部のリチウムデンドライトを固体電解質が包み込み、成長を抑制する仕組みで、ショートによる発火が起こりません。これは、焚き火やBBQと並んで「火気厳禁」となる車内利用において大きな安心材料です。

アウトドアで活躍する耐久性と環境性能
準固体電池の特徴は極寒から灼熱まで使えるタフさ。使用可能温度は-20℃〜80℃と幅広く、スキー場や真夏の車内に放置しても燃える心配がありません。これは、車中泊や冬キャンプで重宝するポイント。従来のバッテリーでは「寒さで充電できない」という経験をした人も多いですが、この問題をクリアしてくれます。

さらに、充放電サイクルは約2,000回と、従来のリチウムイオン電池(約500回)の4倍。長く使えることは環境負荷の軽減にもつながります。

MagSafe対応でケーブルレスの快適充電
アウトドアで煩わしいのが、ケーブルの絡まり。特に車中泊では狭い空間でスマホやライトを同時充電することが多いため、ワイヤレス充電の快適さは大きなメリットです。
本製品はQi2規格のMagSafe対応で、マグネットでスマホにピタッと装着。正確な位置合わせと効率的な充電が可能で、iPhoneだけでなくAndroid端末にも対応しています。

キャンプでの使いやすさを考えた仕様
容量は5,000mAhと日常〜1泊程度のキャンプには十分。USB Type-Cとワイヤレスを併用すれば、2台同時充電も可能です。重量は約135gと軽量で、胸ポケットに入るサイズ感は持ち運びに便利。
「大容量を追うよりも、安全性と気軽さを優先する」という考え方は、アウトドア用途では理にかなっていると感じます。必要に応じて、大容量モデルとの併用を検討するのも一案でしょう。
従来型モバイルバッテリーとの比較
項目 | 従来リチウムイオン電池 | 準固体電池モバイルバッテリー |
---|---|---|
発火リスク | 衝撃・過充電で発火の恐れ | 発火しない構造(固体電解質が保護) |
使用温度範囲 | 0℃〜40℃程度 | -20℃〜80℃まで対応 |
充放電サイクル | 約500回 | 約2,000回(4倍長持ち) |
重量 | 200g前後 | 135gと軽量 |
充電方式 | ケーブル必須 | MagSafe対応ワイヤレス+USB-C |
アウトドア派にとっての価値
車中泊やキャンプでのモバイルバッテリー選びは、「容量」だけでなく「安全性」と「耐久性」が重要です。焚き火の横や雪山、炎天下の車内でも安心して使えるという安心感は、キャンプの快適さに直結します。
この準固体電池モデルは「発火しない」という明確な価値を持ち、充電の自由度を高めるMagSafe対応も備えています。日常でも旅行でも、火災リスクを気にせず持ち歩ける点は魅力的です。


先行予約について
このバッテリーは2025年9月19日からMakuakeで先行予約がスタートします。量産化前のため価格は通常より高めになる可能性がありますが、安全性を優先したい人にとっては「選択肢のひとつ」として注目に値します。
詳細は公式ページで確認可能です。
Makuake プロジェクトページ
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