「車中泊 ポータブル電源」を探している人に朗報です。EcoFlowが発表した新製品「TRAILシリーズ」は、従来の据え置き型ポタ電の概念を変える“持ち歩ける電源”として登場しました。わずか1.8kgからの軽量モデルで、登山やソロキャンプはもちろん、車中泊や防災対策まで幅広く活用できるのが特徴です。本記事ではTRAILシリーズと軽量ソーラーパネルの魅力を、車中泊やアウトドアの実体験を踏まえながら考察していきます。


なぜ「持ち歩ける」ポータブル電源が注目されるのか
これまでのポータブル電源はキャンプ場に据え置いて使うのが一般的でした。しかし、登山やハイキング、自転車旅では「移動しながら電源を使えたら便利なのに」と思う場面が多くあります。特にカメラやドローンを使う人、子どもと一緒にキャンプを楽しむ人にとって、途中でバッテリー切れは避けたい課題。TRAILシリーズはそうしたニーズに応える形で登場しました。

EcoFlow TRAILシリーズのラインナップ
TRAIL 300 DC
容量288Wh、重量2.6kg。スマホ約16回、ドローン約12回の充電が可能です。USB-C×2、USB-A×2、シガーソケット出力を備え、仲間とのキャンプや車中泊で複数機器を同時に充電できます。ソーラーパネルや車のシガーソケットからも充電できるため、屋外での電力確保が容易です。価格は23,990円(税込)。

TRAIL 200 DC
容量198Wh、重量わずか1.8kg。ノートPC程度の軽さで、女性や子どもでも片手で持ち運べます。ソロキャンプやトレッキングで必要十分な電力を確保でき、USB-C×2とUSB-A×2を搭載。高速充電対応で、0%→80%まで約57分。価格は18,990円(税込)。



軽量両面ソーラーパネルの強み
TRAILシリーズとセットで使いたいのが「EcoFlow 160W 軽量両面ソーラーパネル」。従来品より約1.3kg軽量化し、重量3.8kgに抑えました。地面の照り返しを裏面で受光する設計により、発電効率は25%以上。防水・防塵性能(IP68)を備え、川辺や砂浜でも安心して使用できます。TRAIL 300と組み合わせれば、長期の車中泊や連泊キャンプでも電力不足の不安を解消できます。


他社小型ポータブル電源との比較
製品 | 容量 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|---|
EcoFlow TRAIL 300 DC | 288Wh | 2.6kg | 多ポート搭載、登山〜車中泊まで対応 |
EcoFlow TRAIL 200 DC | 198Wh | 1.8kg | 超軽量、ソロ用途や防災に最適 |
Jackery Primeシリーズ | 約250Wh | 3kg前後 | デザイン性とバランス重視 |
Anker×Snowpeakモデル | 約200Wh | 2.3kg | キャンプギアとの相性◎ |
車中泊・防災シーンでの実用性
車中泊ではスマホやLEDランタンの充電はもちろん、冷蔵庫や小型ファンの稼働にも電力が必要です。大容量のDELTAシリーズほどではなくても、TRAILシリーズなら最低限の生活電力を確保可能。特に夏場の熱中症対策や冬の照明確保には強い味方になります。また、防災リュックに常備しても負担にならないサイズ感で、災害時にも役立ちます。
まとめ|選択肢を広げる「持ち歩き電源」
EcoFlow TRAILシリーズは「持ち歩きながら使える」点で、従来のポータブル電源と一線を画します。ソロキャンプからファミリー車中泊、防災まで幅広い用途にフィットする製品で、軽さと実用性の両立が魅力です。大容量モデルが必要な人にはDELTAシリーズ、小型軽量で十分な人にはTRAILシリーズ、と選択肢を広げてくれる存在と言えるでしょう。
関連リンク:
EcoFlow RIVERシリーズのレビュー| Jackeryイベントレポート
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