車中泊やキャンプの時間を、ほんの少し特別なものにしてくれる。そんなプロダクトがあるとしたら、黒く、美しく、循環を感じさせる「BANANA BLACK(バナナ・ブラック)」はその一つかもしれません。
廃棄予定だったバナナを炭化し、自然素材と融合させて作られたアイテムたちは、単なるギア以上のストーリーを語ります。

「BANANA BLACK」とは?
2025年8月7日(バナナの日)に発売された「BANANA BLACK」は、株式会社コルが展開するアップサイクルブランド「FOOD STONE」と、株式会社ドールによる共同プロジェクト。廃棄されるはずだったバナナを再資源化し、炭に、そして石のようなプロダクトに生まれ変わらせた取り組みです。

バナナ炭の美しさと意味
このバナナ炭は、燃料としてだけでなく、美しい漆黒の質感を活かした生活雑貨へとアップサイクルされました。天然の灰分による白い斑点が、同じものが一つとしてない“個体差”を演出。アウトドアの中でも、夜のテーブルにそっと置けば、不思議な存在感を放ちます。

3つのプロダクト|用途と魅力
BANANA BLACK|Smoke(お香立て)
バナナの形をそのまま活かしたユニークなデザイン。炭の質感が和の空間にも洋風キャンプスタイルにも馴染み、焚き火や蚊取り線香との相性も抜群。
価格:660円(税込)/サイズ:W50 x D20 x H23mm

BANANA BLACK|Cube(アロマストーン)
精油を垂らして香りを楽しむアロマストーン。コンパクトで、車中泊の空間やソロキャンプのテーブルにも置きやすいサイズ感。吸着性のある炭が、香りをやわらかく放ちます。
価格:880円(税込)/サイズ:W35 x D35 x H14mm

BANANA BLACK|Pot(ミニプランター)
観葉植物や多肉を植えたり、小物入れにしたり。ミニマルな車内でも浮かないデザインで、自然の命を感じさせる器です。
価格:2,750円(税込)/サイズ:Φ60 x H30mm

バナナ炭とサステナブルな製造思想
もともと「バナナ炭」は、フィリピンの生産地で傷物として出荷されないバナナを活用したもの。火熾し材としても活用されてきましたが、今回はさらに進化。製造工程では高温焼成を行わず、常温で自然乾燥。石油由来の素材も一切不使用で、環境負荷を最小限に抑えたクラフトデザインです。
「FOOD STONE」の取り組み
コーヒーかすや果皮、野菜の皮など、日常で捨てられていた素材をミネラルと融合し、石のようなプロダクトへと転換する「FOOD STONE」。この思想は、リユースの概念を超えて“資源にもう一度命を吹き込む”という循環のあり方を示しています。
環境配慮+感性への訴求
見た目の美しさと手触り、そして循環を想起させるストーリー。これらが一体となったBANANA BLACKは、エコという言葉の枠にとどまらず、感性で選びたくなる存在。車中泊・キャンプを通じて「何を使うか」という選択にも意味を見出す方には、深く響くはずです。
購入方法と今後の展開
現在は「UP FOOD PROJECT ONLINE SHOP」にて販売中。価格帯も手に取りやすく、気軽なギフトにも。気になる方は、ぜひ一度サイトをのぞいてみてください。
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