キャンピングカーを買うとき、車両価格と同じくらい気になるのが納期。ハイエースを車中泊仕様にしたいけれど、完成まで何カ月も待つのはちょっと……という人もいると思います。

今回、ドットから「車中泊仕様の製造期間が半分になったらしいで」とニュースのタネが届きました。調べてみると、RVトラストがCarstayの組立キット「SAny.KIT」を採用したという発表。えっ、納車まで半分になるん?と思った方もいるかもしれませんが、短くなったのは今回の採用車の製造期間です。
キット自体の新発売ではなく、メーカーが既存のキットを車両づくりに取り入れたニュース。何が変わるのか、購入を考えている人への影響も含めて見ていきます。
ハイエースの内装を組み立て式キットでつくる
「SAny.KIT」は、ハイエースの荷室を車中泊仕様にするための組立キットです。木目調の床やスライド式ソファベッド、収納キャビネットなどを組み合わせて、車内の空間をつくります。シンクや給排水タンクなどを加え、キャンピングカー登録に必要な設備に対応させることもできます。
Carstayの発表によると、CarstayはRVトラストが導入する電装品や冷蔵庫、シートと組み合わせられるようキットの仕様を調整し、納品しました。RVトラストは、そのキットを内装の土台として使い、車両に合わせて仕上げています。
採用車では製造期間が約3カ月から1.5カ月に
今回のキットを採用した車両は、RVトラストの「車中泊キャンパー」。2026年9月の横浜キャンピングカーショーで展示され、販売も始まっています。
Carstayの発表では、この車両の製造期間が通常の約3カ月から約1.5カ月になったとされています。家具の設計や製作にかかる工程を短くできたことが背景にあるようです。
納車を待つ人にとって、製造期間が短くなるのはうれしい話ですよね。さらに、メーカー側の設計・製造の手間が減れば、車両を市場に出すまでの時間を短くできる可能性もあります。
「納期も価格も半分」と決まったわけではない
ここは少し冷静に見ておきたいところ。発表で示された「約1.5カ月」は、今回の採用車の製造期間です。注文後の納期全体が半分になる、あるいは車両価格が下がると発表されたわけではありません。今回の発表には、販売価格や注文後の納期は記載されていません。
また、SAny.KITは主に事業者・法人向けに展開されている製品です。自分でキットを買って、すぐにDIYできるようになったという話ではありません。一方、RVトラストは、ユーザーが所有するハイエースを予算や希望に合わせて車中泊仕様にするオーダーメイドにも対応するとしています。相談する場合は、費用や対応車種、施工期間を個別に確認したいですね。
これから車中泊仕様の選択肢が広がるか注目
今回の発表で面白いのは、組立キットが個人向け商品として話題になったのではなく、キャンピングカーをつくるメーカーの工程に採用された点です。部品を共通化しながら、電装や冷蔵庫などはメーカーごとに調整する。これは今回の発表から考えられる範囲ですが、こうした作り方が広がれば、車種や要望に合わせた車中泊仕様を、これまでより早く提案できる可能性があります。
なお、Carstayは「SAny.KIT」を2026年10月13日から16日まで幕張メッセで開催中の「Japan Mobility Show bizweek 2026」に展示しています(ブースS-50、2026年10月14日時点)。
とはいえ、実際に選ぶときは価格と納期が分からないと判断できません。購入を検討する場合は、販売価格や注文後の納期、対応車種・仕様を販売元に確認したいですね。
キャンピングカー旅や車中泊の様子は、うえちゃんねる。のYouTubeでも紹介しています。ハイエースの車中泊仕様が気になる方は、よかったら動画も見てみてください。
公式情報
2026年10月14日時点の発表内容をもとに作成。価格・納期などは最新の公式情報をご確認ください。