デリカ D:5 キャンピングカー×LOGOSという現実解|Active Camperをどう見るか

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デリカ D:5 キャンピングカーという言葉を聞いて、最初に思い浮かぶのは「本当に日常で使えるのか」という点だと思う。今回発表された「デリカ D:5 Active Camper」は、アウトドアブランドLOGOSとキャンピングカービルダーのダイレクトカーズが共同で手がけたモデルだが、派手なギミックよりも、日常とアウトドアを無理なくつなぐことを重視した設計が特徴的だ。

キャンピングカーというと、非日常に振り切った装備やサイズ感を想像しがちだが、このデリカ D:5 キャンピングカーはあくまで“使い続ける前提”で考えられている。その姿勢は、車中泊やキャンプを生活の延長として楽しんでいる層にはかなり刺さる。

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LOGOSとダイレクトカーズが組んだ意味

LOGOSは長年、ファミリーキャンプからライトなアウトドアまで幅広い層に向けて製品を展開してきたブランドだ。一方、ダイレクトカーズは見た目以上に実用性を重視するキャンピングカー作りで知られている。この2社が組んだことで、デリカ D:5 キャンピングカーは「尖りすぎない安心感」を持つ一台に仕上がっている。

ブランドコラボというと、ロゴや装飾が前に出すぎるケースもあるが、本モデルではLOGOSの存在感は控えめだ。あくまで空間の雰囲気づくりと使い勝手を底上げする役割に徹しており、長期的に使う車としては好印象を受ける。

ベース車としてのデリカD:5が持つ強さ

デリカD:5はSUV並みの走破性とミニバンとしての快適性を併せ持つ、少し特殊なポジションの車だ。街乗り、通勤、買い物といった日常使いはもちろん、山道や砂利道でも不安なく走れる点は、デリカ D:5 キャンピングカーとしての大きな強みになっている。

一般的なキャンピングカーではアクセスが難しい場所にも入っていけるため、キャンプ場だけでなく、少し外れた静かな場所で車中泊を楽しむという使い方にも向いている。車両サイズも全長4,800mmと比較的コンパクトで、日常の駐車環境を大きく選ばない点も現実的だ。

バンコンバージョンという割り切り

このモデルはキャブコンではなく、あくまでバンコンバージョンタイプを採用している。車中泊を主目的にしながらも、日常生活での取り回しを犠牲にしないという判断だ。デリカ D:5 キャンピングカーという言葉に期待しすぎると拍子抜けするかもしれないが、逆に言えば現実的な選択肢でもある。

「毎週末キャンプに行くわけではない」「平日は普通に通勤で使う」という人にとって、このサイズ感と装備バランスはちょうどいい。生活に溶け込むキャンピングカー、という表現がしっくりくる。

内装と装備に見る使い続けるための工夫

内装にはホワイトバーチのウッドパネルが採用され、シートやインテリアはブラウンで統一されている。ログハウスのような雰囲気がありながら、過度な装飾は控えめだ。短期間で飽きてしまうようなデザインではなく、長く付き合うことを前提とした空間づくりが感じられる。

ベッド展開が可能なiシート、サブバッテリーを含む電装系、DCクーラー、運転席・助手席の回転シートなど、必要十分な装備が揃っている。一方で、すべての人に必要とは言えない装備を無理に詰め込んでいない点も、このデリカ D:5 キャンピングカーの特徴だ。

TOKYO AUTO SALON 2026で確認したい視点

本モデルはTOKYO AUTO SALON 2026で実車が初公開される。カタログスペックだけでは分からない、シート展開の動線や室内での圧迫感、実際の収納量などは、実車を見て初めて判断できる部分だ。

購入前提でなくても、「こういうキャンピングカーの選択肢がある」という視点で見る価値は十分にある。アウトドアと日常の境界をできるだけ曖昧にしたい人にとって、このデリカ D:5 キャンピングカーは一つの答えになり得る。

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